シンプルだからこそ、素材の違いがわかる。高知の恵みで味わう卵かけご飯
2026.06.17
本日、kochibinで販売中の
「高知プレミアムTKGセット」の社内試食会を行いました。
卵かけご飯と聞くと、とても身近な料理に感じるかもしれません。炊きたてのご飯に卵を落とし、醤油を少したらす。それだけのシンプルな料理です。

しかし、だからこそ素材の良し悪しは隠せません。
卵、ご飯、醤油。
たった3つの食材で味が決まるからこそ、本当に良いものを組み合わせたとき、その違いははっきりと表れます。
今回の試食会では、高知県内の生産者が丹精込めて作った6つの食材を使い、一杯の卵かけご飯を完成させました。
主役となるのは、宿毛市のうらにわ自然たまご園の卵です。
豊かな自然に囲まれた環境で育った鶏たちから生まれる卵は、濃厚さだけを追い求めるのではなく、自然な旨味と優しい甘みが特徴です。自然由来の飼料づくりにもこだわり、毎日食べても飽きのこない味わいに仕上げられています。
まずは卵だけを味わってみる。
すると、黄身のコクと白身の旨味がゆっくりと広がり、「これだけでも十分美味しい」と感じさせてくれます。
そして、この卵の魅力をさらに引き立ててくれるのがご飯です。
今回使用したお米は、本山町農業公社が手掛ける「土佐天空の郷」。
高知県の中央部、本山町には標高250メートルから850メートルに広がる美しい棚田があります。昼夜の寒暖差が大きく、澄んだ空気と豊かな水に恵まれた環境で育つお米は、しっかりとした甘みともっちりとした食感が特徴です。
今回は土鍋で炊き上げる際に、室戸海洋深層水由来のにがりをほんの少し加えました。
室戸沖の深海から取水された海洋深層水由来のにがりは、お米本来の旨味を引き出してくれます。
炊き上がったご飯は艶やかで、一粒一粒が立ち上がるような美しさでした。

まずは卵をかけずに一口。
お米だけでも十分な甘みを感じます。
そこへ卵を落とし、軽く混ぜ合わせると、ご飯と卵が一体となり、口の中で優しくほどけていきます。
そして最後の決め手となるのが、丸共味噌醤油醸造場のうまくち醤油です。
創業から100年以上続く老舗で受け継がれてきた醤油は、塩辛さで主張するのではなく、旨味とコクで素材を引き立てます。
ほんの少し垂らすだけで、卵の甘みとご飯の香りがさらに際立ちました。
さらに高知らしい味わいを添えてくれたのが、宗田節の特選削り節と、四万十川の天然水で仕上げた佃煮です。
宗田節の上品な香りは卵の味わいと重なり、豊かな風味を広げてくれます。
佃煮はほどよい塩味と食感を加え、味の変化を楽しませてくれました。
試食を終えたスタッフ全員が口を揃えて話したことがあります。
「どの食材も主張しすぎていない。」
卵だけが目立つわけではない。
お米だけが主役でもない。
醤油や削り節、佃煮までもが、それぞれの役割を果たしながら、一杯の卵かけご飯を完成させていました。
派手さはなくても、一つひとつの仕事を丁寧に積み重ねる。
そんな高知の生産者の皆さんの姿勢が、この一杯の中に詰まっているように感じます。
kochibinは、単に商品を販売するだけではありません。
その土地の風景や文化、生産者の想いとともに、高知の魅力を届けたいと考えています。
この卵かけご飯セットを味わったとき、宿毛の豊かな自然、本山町の美しい棚田、室戸の雄大な海、そして四万十川の清らかな流れを少しでも感じていただけたら嬉しく思います。
